「なっちゃんは今までずっと頑張ってたじゃん。 だから、神様がもう休憩しなさいって言って与えてくれた休みを僕も一緒に過ごしたい。」 「神様って…。あたし、ずっと人に悪いことしてたんだよ?」 「休憩の中にちゃんと反省の意も込めて…ね?」 蘭は優しくほほ笑む。 蘭はいつもあたしの傍にいてくれた。 唯一、男子の中で心許せる人。 あたしはゆっくりとうなずいた。