「あんたは黙ってて。」


「あっ?」


「いいからあずさとイチャついてろ。」


「ああ!?」


「二対一じゃ卑怯って言ってんの!!!」


あたしは怒鳴った。


通り過ぎる人々の視線があたしに来る。



しんとした空気の中、正木悠太が口を開いた。


「まぁ…」


正木悠太は無邪気にニコッと笑う。


「自業自得だろ?☆」



バンッ!!!!!


あたしはノートを地面に叩き付けて、速足でその場から離れた。