後日開かれた朝会であたしはステージに上がり全校生徒に謝り、
ルーズリーフに書かれた復讐計画を破り、復讐計画で使ったペンも折った。
これで、復讐計画ともおさらばだ。
あたしは男との戦いに敗れた。
もぅ…あたしは男に逆らえない…。
「安堂さんちょうどいいや!これ古典教師の所に預けてくれない?」
男子があたしの机の上にドッサリと生徒のノートを置いて行った。
「あー?なんじゃあいつ。人をパシリに使いやがって。奈津子、ブッ潰してしまえ。」
棒キャンディーをガリガリ噛み砕くユキナ。
あたしはおもむろに立ち上がり、何冊も重なったノートを持ち上げる。
「職員室に行ってくる。」
「へ?」
ユキナの視線が痛く感じる。



