寒気がし、埃っぽい臭いがした。 「ぐげっ…息苦しっ…」 あたしは咳ばらいをし喉の調子を窺う。 薄暗い空間。 どこよ、ここ…。 当たりを見回すと、テニスボールやハードルなどが置かれている。 あの女子たちに倉庫に閉じ込められたのか…。 あたしは起き上ろうとするが手と足が動かない。 マジかよ…手足が縄で縛られてる…。 あり得ない、こんな事までするなんて。 ガタンッ! 急に小さな窓が開かれた。