男子敵対復讐令!



「アハハハハッ!あー、ウケル~!」


腹を抱えて笑い、走る。



「アハハハハハハッ…ハッ…」


足がだんだん遅くなり、笑いが涙に変わっていく。



何やってんだろう…あたし…。


こんな事したって全く面白くなんかない。



つい、しゃがみ込んでしまう。



あたし…本当は…何がしたかったんだろう…?




「自暴自棄はもうやめろ。」



目の前から人が歩いてくる。



それは険しい顔をした正木悠太だった…。