あたしは名乗り出て、廊下に連れ出された。 「お前、竹本に嫌がらせした?」 「へ?」 竹本…竹本… 頭の中で復讐リストのデータが"竹本"という名前の人物を検索している。 あっ、池落としの2年の竹本だ!!! 「はい!しました!!」 あたしは大きな声でハキハキと言うと 常葉飛鳥は眉間にしわを寄せる。 「お前のせいで竹本は風邪を引いて明日の大事な試合に出れなくなったんだぞ?!」 「大事な試合…?」 "ああ"と彼は声を低くする。