私の口から出たのは謝罪の言葉だった。 こいつは私の言葉に怒ったわけじゃねぇ・・・・ 傷ついたんだ。 そう、気付いたから。 何だかはよくわかんねぇけど、こいつにとって“ユキ”って名前はコンプレックスで触れてほしくなかったんだとわかった。 「は?」 「いや、悪かった。で、でもよ?私も“ハルキ”だぜ?男みたいだろ?んでもって中身もこんなんだから丸っきり男じゃねぇか・・・・・みたいな?」 「あ?あぁ」