【先生×生徒シリーズ】禁断の果実―音楽の先生×男子生徒―




終わった後、和彦が腕枕をしてくれて、私は和彦の胸に耳をつけた。


"トクトク"と規則正しい胸の音。


腕枕をしている和彦の手が私の髪を撫でる。


私は和彦の胸を指先でなぞっていた。



「ねぇ……和彦?」



胸を指先でなぞりながら顔を上げた。



「ん?」


「もし……赤ちゃんが出来たらどうする?」



私はニッコリ微笑んでそう聞いた。


避妊具を使わないセックス。


外に出す危険な避妊行為。


でも今まで妊娠したことはない。


それは運がいいのか……たまたまなのか……。



「出来たのか?」



和彦が目を見開いて私を見る。



「ううん。もしもの話……」


「そっか……」



和彦の顔が安堵の表情になった。


やっぱり妊娠されると困るのかな……。