「紗英……愛してるよ……」
月明かりに照らされた和彦の顔。
囁くように言う"愛してる"の言葉。
「ホントに?奥さんより愛してる?」
あぁ……私って、イヤな女だな……。
答えがわかっててそんなこと聞くなんて……。
「当たり前だろ?俺には紗英だけだよ」
「ホント?」
「あぁ……」
私の首筋に和彦の唇が這う。
ゾクゾクする体。
「…………んっ……」
和彦の唇が首筋から全身に這っていく。
そのたびに体が"ビクン"と反応して、甘い刺激が流れる。
和彦の背中にギュッと腕を回して力を入れる。
私の上で激しく動く和彦。
私の喘ぎ声と和彦の激しい息遣いが混ざり合う……。



