【先生×生徒シリーズ】禁断の果実―音楽の先生×男子生徒―





「水島先生と星野くんが、どうしてここに呼ばれたか……。それは本人達が1番よくわかってると思います」



校長はそう言うと、私と海陽を交互に見た。



「回りくどい言い方しても仕方がないから単刀直入に聞くが……キミたちは付き合ってるのか?」



俯いたまま、膝の上で手をギュッと握りしめた。



「どうなんだね?水島先生……。星野くん……」



どうしよう……。


本当のことを言った方がいいのかな……。


もう、ここまで来たら隠し通すことは出来ない……。



「あのっ……」



私は顔を上げた。


海陽以外の人がこちらを見る。


口を開いて、本当のことを言おうとした時――。