【先生×生徒シリーズ】禁断の果実―音楽の先生×男子生徒―





「ここで紗英さんを抱いたらスリルがあって余計に興奮しそう」



海陽は私の耳元で囁くようにそう言った。



「海陽!?」



海陽の腕を離して、椅子に座ったまま海陽の方を向いた。



「冗談だよ」



海陽はそう言ってニヤッと笑うと、私の頭をポンポンとしてきた。



「でも……」



海陽の顔が急に真面目になる。



「でも……何?」



真面目な顔をした海陽を見ている私の胸はドキドキしていた。



「キスはしたいかも……」



海陽はそう言って、中腰になると、私の唇に海陽の唇が重なった。


学校でする海陽との初めてのキス。


私の胸は、さっきよりも更にドキドキしていた。