【先生×生徒シリーズ】禁断の果実―音楽の先生×男子生徒―





「実はね……俺から紗英さんにもプレゼントがあるんだ……」


「えっ?私に?」



何で?



「誕生日プレゼント……」


「えっ、私、誕生日過ぎちゃってるよ?」


「それでもプレゼントしたくて……。はい、これ……。遅くなったけど、紗英さん、誕生日おめでとう」



海陽は私の膝の上にプレゼントをポンッと置いた。



「開けて……いい?」


「うん」



私はドキドキしながら膝に置かれたプレゼントを手に取って、ゆっくり包装紙を取っていった。