「今日は、もう寝よ?」


「うん」



ソファーから体を起こそうとする紗英さんの体を抱き上げた。



「海陽?寝室まで歩けるから……」



顔を赤くして恥ずかしそうに言う紗英さん。


可愛い。


食べたい……。


でも今日は我慢。



「ダメ!紗英さんは俺に甘えたらいいの」



そう言って、紗英さんのおでこにキスを落とした。



「も、もぅ!海陽!?」


「紗英さん、可愛い」



リビングとダイニングキッチンの電気を消して、リビングを出た。