「あのね……生理が……2ヶ月も遅れてるの……」
「えっ？」
目を見開き、私を見る海陽。
「それって……もしかして……」
「わかんない……。でもこんなこと初めてで……」
「もし妊娠してたら……それは……アイツの子供？」
私は何も言わずに頷いた。
やっぱり軽蔑した？
嫌いになった？
そうだよね……。
だって、元カレの……しかも不倫相手だった人の子供を妊娠してるかもしれないんだもんね……。
「避妊はしてたの？」
私は何も言わずに首を左右に振った。
「そっか…………」
海陽が一点を見つめて何か考えてるみたいだった。
