「ちょっ!海陽!?」 体を揺らすけど起きる気配はない。 こんなことしてたら完璧に遅刻だ。 寝ている海陽をほっといて、私はベッドから出ると、脱ぎ捨てられていた下着だけ身につけて寝室を出た。 シャワーを浴びて、急いで用意する。 朝ご飯はいいや。 ダイニングテーブルの上にスペアキーと海陽宛に置き手紙をした。 姿見で最後のチェックをして、寝ている海陽を置いて、マンションを後にした。