「よく出来ました。これからは名前で呼んでね。紗英さん?」
海陽はニコッと微笑むと、私の唇を奪った。
軽いキスから深いキスへ……。
海陽がキスをしながら器用に私の服を脱がせていく。
あっという間に生まれたままの姿にさせられてしまった。
遮光カーテンを閉められた寝室。
ベッドの枕元の明かりだけが部屋を照らしていた。
それだけの明かりでも恥ずかしさが増す。
私は、明かりを消そうと手を伸ばした。
でもその手は海陽に遮られてしまった。
「明かり、消しちゃったら紗英さんの顔も体も見えなくなっちゃうでしょ?」
「で、でも……恥ずかしいから……」
「恥ずかしがらないで?紗英さんの体、凄く綺麗だから……」
海陽はそう言って、自分の服を脱いでいく。
初めて見る海陽の裸。
綺麗……。
色白の肌が明かりに照らされて凄く綺麗だった。