【先生×生徒シリーズ】禁断の果実―音楽の先生×男子生徒―




寝室のベッドに下ろされ、星野くんは私を抱きしめたまま静かに体を倒していった。


私の顔を見下ろす星野くん。


心臓が煩いくらいドキドキ鳴ってる。



「紗英さん……」



さっきまで"先生"と呼んでいたのに、また"紗英さん"という呼び方に戻って、おかしくて思わずクスッと笑ってしまった。



「どうしたの?」


「だって、先生って言ったり、紗英さんって言ったり変わるからおかしくて……」


「じゃー……今まで通り先生って呼べばいい?」



星野くんが意地悪な笑顔を見せた。



「先生って呼ばれたら、いけないことしてるみたいで……2人の時には名前で呼んで?」


「これから、いけないことするんでしょ?紗英さん?」



星野くんがクスッと笑う。


私は恥ずかしくて、思わず手で顔を覆った。