「星野くん……ありがとう……」 私は顔を上げて、星野くんを見た。 「えっ?」 目を見開き、私を見下ろす星野くん。 「あのね……星野くん……私ね……わかったの……」 「わかったって……何が?」 「あのね……私、星野くんといると……胸がドキドキして……どうしようもない感情が込み上げてきて……」 今もね、ドキドキしてるんだよ。 痛いくらいに張り裂けそうなくらい……。 ねぇ、星野くん? 私の胸のドキドキがアナタにも伝わってる?