♪~♪~♪~



夕飯の買い物をするため、マンションを出て、スーパーまで歩いていた時、鞄の中の携帯が着信を知らせた。


鞄の中から携帯を取り出して開いた。


表示されてたのは知らない番号。


誰だろう……。



「もしもし?」


『…………紗英?』



えっ?


電話の向こうから聞こえてきた声は、私が1番愛して人。


1ヶ月前に別れを告げた人。


和彦だった――。