ある日の放課後。

私は、君に言ったよね。
きっと、すごい真っ赤な顔して。


「好きです」



そう言って。
返事を聞く余裕もなくて。

恥ずかしくて逃げ出しちゃった私を。


君は周りの男子みたいにからかったり、自慢したりしなかったよね。

私は君のそんな優しくて、でも照れ屋で。






・・・・・・・・ううん。






それより。





君のボールを追う目が大好きになったんだ。