「おはようございまーす」
「美月さんおはよう」
「今日は佐久間さん同伴でーす」
「了解っ」
「今日はアップで!」
「はいはいっ♪」
店の専属ヘアメイク涼ちゃんはお姉系お兄さん。
あたしはいつも出勤前、涼ちゃんに魔法をかけてもらう。
「美月さ~前から言ってるけど、化粧薄い方が絶対可愛いよ~」
「え~!薄いと不細工だもーん」
濃いメイク
華やかな髪
ライトアップされた大きな鏡の中のあたしは美月に変わる。
あたしは美月
「出来上がり~♪美月今日も綺麗っ♪」
「ありがと涼ちゃん♪」
セットが終わり、あたしは佐久間さんとの待ち合わせ場所へ向かった。
