「あの~…番号とか教えてもらえないですか?」


「いいよ」


「可愛い~!!いくつ?お姉さんと遊ばない?」


「これから用あるんでっ、今度遊ぼ~う♪」



前田さんとの待ち合わせ場所に向かう俺達に、いつものように次から次へと女達からの声がかかる。



いわゆる"逆ナン"ってやつだろうけど、俺はすかさず番号交換をして自分の客にする。



勝手に引っ掛かってくるんだから楽なもんだ。






「あっ!前田さ~ん♪」



前田さんとの待ち合わせ場所に着くと、既に前田さんとedenの蓮、悟が待っていた。



「あ~!蓮も来たんだ~珍しいね!」



口数の少ない蓮とは、プライベートで会うのは初めてだ。