結華のテーブルを離れた後、 他のテーブルにつきながら結華の席に視線を向けるが、結華の姿は見当たらない。 「ちょっと便所行ってくるわ」 「はーい」 「前田さん、あそこの子は?」 「あぁ、帰ったよ。直は呼ばなくていいって。」 「まじかよ…クソっ!!」 バンッ! 俺は思わず近くのカウンターのテーブルを思い切り叩いた。