あたしが何をしたって言うの?


何か悪い事した?



あたしは苛立ちを抑えながらも仕事を終え、部屋へと戻った。





もう何なの……?



どいつもこいつも……!



勝手な事ばっか………!!



もういい加減にしてよ…………



あたしを一人にして……………!!





もう…



もう…………!!





「いい加減にしてよ!!!!!!!!!!!!!」


ガシャン!


テーブルを力いっぱい叩いた瞬間――
仕事前に飲んでいたグラスはゆっくりと床に落ちて砕け散った





「薬………薬………」



悲鳴を上げる胸
震える手で部屋中を探した



「ない………ない………!」





「あった…………!!」



だけどあたしが見つけたのは空の薬袋



薬が……


薬がない……




バン!!


苛立ちを抑えきれずにまたテーブルを思い切り叩いた――






こんな時に限って………





「もういやァァァァァ!!」