「葉月さんの店ってredmoonだったんすね!」
「そうよ~今度来なさいよ!」
「行ったことありますよー!店の奴等と!」
あたしは二人の後ろを歩きながら、直輝の背中を見つめていた。
会いたかった。
本当は会いたかったよ。直輝……
やっぱりあたし……
直輝のこと…………
「あっ………結華ちゃん」
確かに店にも来た……インテリスーツの人……名前、何だったかな。
「あっ!!結華さんだ!!」
一也くん……
初めてここであたしに着いた子。
直輝とよく電話してた。
「美月随分有名人ね~!ふふっ」
「違います!!」
