聞きたくなかった……



そんな事……
聞きたくなかったよ………





簡単に捨てられるような愛だったの………?





あたしを置いて行ったくせに……………!!





「元気だった………?」


元気?あたしが元気かって……?



「家とか………母さんから聞いたよ……」



何なの…………?



「………馬鹿……みたい…………」




「待って!結華!!!」



あたしは逃げるようにその場を去った。






もう二度と……



あなたになんか会いたくなかった………!!



行かなきゃよかった……



あのまま車にいればよかった……






あたしは何をしたかったの?



何が知りたかったの?



きっと……



沙希と幸せに暮らしてるって……



そう言われたら……



あたしの想いは救われた?





きっと……



きっと……