「本日はおめでとうございます。こちらになります。」 式場に着くと、あたしは新婦の控え室へと通された。 「わぁ~!すごい!お姫様の部屋みた~い!」 映画で見る、ヨーロッパ貴族のようなお洒落な部屋 壁一面の大きな窓には、澄みきった冬の青空が広がっていた。 「本日はおめでとうございます。それではご用意させて頂きますね。」 「世界一可愛い花嫁さんにしますからね♪」