「よかったねー♪」


咲希と一緒の初バイト♪

あたしも咲希ももうウキウキ♪

楽しいバイト生活が目に浮かぶ!!




ドンッ


「痛っ!あっすいません!」


店を出ようとした時、咲希の顔ばかり見ていたあたしは、誰かとぶつかって尻餅をついた。




「ごめんね。大丈夫?」


見上げた先にいた男の人が差し出した手を



「はい。ありがとうございます。」


あたしは借りて立ち上がった。













あたしはまだこの時知るはずもない。



輝かしい未来が

深い闇に包まれる事なんて