「すいません・・・何回やっても上手くできなくて」 「全然。美味しいから大丈夫」 私がそう言うと、天根君が顔を真っ赤にさせた。 なんでだろう。 今日はそんなに暑くないんだけどな。 「先輩・・・愛してます!」 「はいはい。冗談を何回言えば気が済むのよ?」 「冗談じゃありませんよー」 なんか知らないけどよくこうゆう冗談を言う天根君。 こんなに可愛い天使君が私なんかを好きになるわけがない。 妹ならまだしも。 まあ、結局天根君がなんで私にお弁当を作ってくるのは不明なままだけどね。