お店につくと俺達の組みで限定スイートパイは売り切れだった。 「美味しい~」 「こんな甘いのどこが美味しいんだ?」 「じゃあ、私が食べる~」 るかは大きなスイートパイを美味しそうに食べる。 俺のまで食べようとして、小さい体にいっぱい入るんだなって感心してしまう。 昔から大食いで友達の分の給食まで食べているくせに今だに成長しないで小柄なるか。 本当、小さいくせに。 小さいくせに・・・。 「あっ、相川じゃん」 「あ~。竜二~」 スイートパイを食べていたるかに話しかけてきたのは爽やか系な男。