有名男子・秘密彼氏

要はいつもお昼は教室で友達と一緒に弁当を食べている。


昼休みになり、沙弓と中庭に行く為教室を出る時、いつも騒がしい声が聞こえはじめる。


声の主は要達。

いつも5、6人で固って食べているからすごく騒がしい。

だから私と沙弓はいつも中庭で食べているんだけど…



「なんとなく。」

「なんとなく?」

「ああ…お前があいつらに呼ばれる所見たから。」



聞こえた瞬間、思わず私は要を見た。


振り返るとそこには要がいて、とても険しい、真剣な表情をしながら私を見つめていた。



「…悪かったな。」



そう言って、私の横を通り屋上から出ていった。



…悪かった?


要がそう言ったの?


さっきは私のこと『こんな奴』とまで言ったくせに。


私は…あんな要、見た事ない。

あんな要を見るのは初めて。


何か、よくわからない感情が私の中に渦巻いてきた。