有名男子・秘密彼氏

そして私達は、もう誰もいなくなってしまった教室で資料をまとめていた。


…こんな奴と2人っきりでこんな事するはめになるなんて!



でも要はちゃんと資料をまとめてはくれている。
もう1枚はまとめ終え2枚目にとりかかっているし。

しかもちらっと見たら綺麗な字で、見た人がちゃんと見やすいように書いている。


早いし綺麗だし…さすが学年首席。

ムカツクけど…頭良いんだ。



「おい、そこ違う。」



そう言いながら私が書いていた紙を私から奪った。



「何でこうなるんだよ。」



そう言いながらスラスラ書いていってる。


ムカツク。

この態度がすごくムカツクけど…


間違ったのは私だから何も言えない。



私は紙をとられてする事がなくなったので、書いている要の姿をじっと見ていた。



「…そういえば何であんたはクラス委員長になったの?」



喋りたくはないけれど、無言もなんか疲れるのでそう聞いてみた。


すると要は手をとめて私を見つめてくる。