ゆん坊

家への道をゆっくりと歩いた





ずっと地面を見ながら…




“…お母さん………”







色々考えながら…顔を上げると、夕焼け空が見えた






“えっ…! もう夕方なの…”






まだお昼くらいだと思っていた…






“…お母さん心配しているかな……”








僕は慌てて道を駆け出した









家の近くまで着いた






ずっと走ってきたので、息が苦しかった






家のドアの前まで来た









“ガチャッ”








玄関のドアが急に開いた









「……先生!」