空き地に着いた




教室から走ってきたので息が切れた




僕は空き地の奥へ進み、ゆん坊を探した





空き地の奥は大きなトラック達がたくさんの荷物を積んで行き来していた



“おじさん… ゆん坊… どこにいるの…”








キーッ





ブレーキの音がした





僕のすぐ横に大きなトラックが止まった





「コラッ! ガキ! 危ないだろ!」





サングラスをかけた男の人が運転席から顔を出して怒鳴った





僕は慌ててその場を走って逃げた






“おじさん… ゆん坊…”






…いたっ!






空き地のもっと奥にゆん坊が動いているのが見えた






ゆん坊はおじさんに操縦されて土に穴を掘っていた