ザリ
『ニック、自分の罪の重さに気付きましたか?』

ニック
『はい。僕は、何人もの尊い人の命を奪ったんです。当然の罰でしょう』
 
ザリ
『ほほう。珍しい事を言いますね』

ニック
『珍しい?』

ザリ
『はい。ここへ来た者のほとんどは、嘆き苦しみ、最後は自分の罪を忘れ、怒りを出して来るものです』