白い部屋を出ると、真っ直ぐな廊下の脇には、沢山のドアがある。

リビは、一つ一つのドアを開けてナオミに見せた。

リビ
『ここは絵の部屋です』

ナオミ
『………』
 
リビ
『聞いてます?まさか本当に、ザリと契約を交わすつもりではないでしょうね?』

ナオミ
『一人いたって事は、不可能でない気がして…』

リビ
『いや、不可能です』