リビ
『悩む事など、ありませんよ!やめなさい』

ザリ
『では明日まで、考える時間を与えましょう。明日に、答えを聞かせて下さい』


ザリが消えると澱んでいた窓は、再び美しい光りを放つ窓に戻る。
 
ナオミは、ただひたすら窓の一点を見つめていた。