私の可愛い彼氏

彼は言い終える頃には私の前に立っていて、そっと抱き締めてくれた



私も彼を抱き締めた



彼のぬくもりに包まれて淋しさが消えていく…



「俺は高校生だから頼りないかもしれないけど…深雪さんと一緒に居たいから、愛してるから」



彼の抱き締める腕が強くなる



大輔の本音が聞けて嬉しい…それだけで十分なのに……それ以上を望んでしまった



「ねぇ…」



廊下は静かで私の小さな声でも響き渡る



「何ですか?」



彼の優しい声にトキメキながら顔を上げ、彼と視線がぶつかると唇を動かした