―――――― 「…ふぅ」 里桜を待つ間学校の外をフラフラしていた 連絡が来たから走って昇降口までいく。 そこにはもう里桜がいて、セミロングのその綺麗な黒髪を耳にかけて、壁にもたれかかっていた 「里桜…」 考えずとも口から出る里桜の名前。 俺にはもう、里桜への気持ちが家族愛なのか異性の愛なのか… 気持ちが大きすぎて分からなくなってきた どちらも当てはまると思うから、 そこまで深刻には考えてない。 今の関係が心地いいから。 ただ 願うのは、 … … ―――――――――