「っんだと…!」
「あは。子供だな」

挑発しながら、梓は俺が喧嘩に入る前にそいつらを殴り終わってた。








「…弱すぎ。つまんねぇー」
パンパンっと手をはらって、俺の方にくるっと向いた。





「さて。学校どーするんだ?」
と、俺に問い掛ける。


「お前なぁー…少しは俺にも殴らせろよ?ストレスたまってんだから。」
「あぁー?だって遅ぇんだもん♪」

俺はチッと舌打ちをし、学校へと歩きだそうとした。



そのとき…。
「ちょっとまちなさいよ」
「は?」


黒髪ロングで、整った顔立ちをしている女が、俺達の前に来た。
「お前…誰だよ」




俺は、睨みながら言った。