黒髪のあの子






HRも終わり、クラスの奴らは如月チ夏の話題が尽きなかった。






「なー…まじ凄かったな?さっきの自己紹介」
「ん?あ、まぁどうでもいいけどな。」




「ほんと他人に興味ねぇなぁ…千尋。」
「そうか?普通にしてるつもりだが。」






先生が、出てきた。
1時限目が始まるようだ。



「えーっと…昨日から2学期が始まったのですが…。係委員を決めたいと思います…。」



あー…まったくダルすぎる…。




「最初に、このクラスをまとめる委員長を決めてもらいます。誰か、立候補いませんか?」

シーン…。
あー早くおわんねぇかな



「じゃあ…、推薦は…?」


あげねぇだろ…誰も。

シーン。
…やっぱりな。