黒髪のあの子








――――――
―――


学校内。



「あー。なんとなーく温けぇー」
「なんだそれu」


ドンッ
誰かにぶつかった。



「おいてめぇら…何ぶつかって…ん?」
俺と梓だという事に気づいたのか、そいつはハッとした顔になった。



「あ?最後まで言ってみろや」
「臆病モノ…ってか。」

「すッ…すみません…内田さんと藤野さんだったなんて…っ気づかなくて…本当にすみません!」



土下座を勝手にしだしたので、俺等は目を見合わせて、だるそうに

「うぜぇよ。失せろ」
と放った。










影から、あいつがみてるなんてことは誰も気づかなかった――。