黒髪のあの子





「あ、ねぇねぇっ千尋!これ、可愛くなぁい?」
「はぁ?」


「ほらー♪」




ブレスレット。
薄いピンクの、キラキラ光っている。







「女の好きなものなんてしらね…」
「綺麗…」




それを見つめる愛沙の横顔は、なんとなく儚くて。








寂しそうで。





ほんの少しだけ。愛しくなった気がした。