いえ…ねぇよな。 こんなキモチ。 「いや、なんでもねぇよ。だるかっただけ」 「あー、そ」 なんか、俺が屋上から戻ってきてから、梓の態度が急変した。 まぁ、そうだろうな。 親友の好きな女が泣いてる時、俺が連れていっちまったんだから。 そりゃ、いくら親友でもうざいよな。 「悪かったよ」 俺は、ぼそっと呟いた。 「はぁ?なぁに言ってんだ?千尋」 …。 きにしてねぇってことか?