「なにやってんだよ、行くぞ」 「あっうん!」 一応助けてくれたのかな…? ズカズカ歩いて行く 彼に置いてかれないように 必死で歩いた。 「絡まれたら逃げろよ」 「だよねっ、なんか逃げれなくて」 ほとんど後ろ姿しか まだ見ていないけど きっとこの人が 翔なんだ。 彼からはほんのり 甘い香りがしていた。