色んな人に聞きまわって見つけた。
そこには1人誰かが倒れてた。
和也だ・・・。
もう男たちはどこかへ行ってしまったんだね。




「和也!!」
あたしは叫んで和也のところに行った。
ボロボロだった。
「和・・・也・・・。」
あたしは泣いた。
とめられなかった。
見てられなかった。



「守ってやれなくて・・・ごめんな。
その分・・・俺・・・がんばったよ・・・。
けど・・・無理して笑い、泣いた。
和也は苦しそうな顔して、精一杯の力で言った。
これが最後の言葉だった。



「俺が・・・死んでも・・・お前は幸せになれよ。
無理して笑うのもダメ・・・だからな・・・。
泣きたいときは・・・泣いても・・・いいから・・・
幸せになれ・・・よ・・・」
「和・・・也・・・?」
そして和也はもう目を覚ますことはなかった。




「和・・・也・・・。」
あたしは泣き続けた。
和也を亡くしたあたしに、これからどうしろと言うのか。
和也は幸せになれ。と言った。



だけど・・・和也がいなきゃ・・・
ダメなんだよ?
和也がいなきゃ・・・あたし・・・
生きていけないよ・・・。





そしてあたしは大切な人を亡くした。
自分のせいなんだ。
自分のせいで死んでしまったんだ。