あたしはずっと我慢した。
同じ苦しみも同じ痛みも・・・
まただ・・・。また・・・だよ・・・。
あたしが悪いから?
あんなことしたから?
汚れてるから?
あたしは・・・汚れた女だから?

あたしは自分で自分を苦しめた。



自分が悪い。自業自得だ。
自分のせい。当たり前。



「あたしを・・・殺して・・・」
無意識に言った言葉だった。
きっとあたしは・・・生きてる価値がない。
そう思ったんだろう。



それを聞いた男たちは「何こいつ?」
と言って変だからと、外に出してどこかへ行ってしまった。
乱れた服で・・・。


雨が降ってた。大雨だ・・・。
あたしは、立ってたけどもう足がガクガクして
もう立てる力がなかった。
ひざをついて道の端で座った。
すると目の前に大切な和也がいた。



「か・・・ずや・・・?」
涙と雨のせいで見えなかった。
だけどはっきりわかった。
和也だ・・・。