あたしはこの日から学校を休んだ。
また学校へ行ったらみんなに何されるかわからないから。
それに、それどころじゃなかった。
愛には悪いけど・・・どうすることもできなかった。
朝、愛からメールがきてた。


“今日も休んでるの?もうそろそろ来たら?
わたしもさみしいし・・・
辛いのもわかるけど、
自分から足を踏みいれたほうがいいよ。”ときてた。
もちろん、自分でもわかってる。
このまま家でいていても何もかわらないことくらい・・・。


最初は10件くらい和也から電話もメールもきていたけど、
だんだんその回数は減ってきた。
ずっととってないから・・・
きっと向こうも無理だと思ったんだろう。
あたしはずっと家でボーっと
よく2人で聴いてたエグ〇イルの曲を聴いた。
やっぱり・・・涙が出る。
どんなに泣いても、どれほど泣いても
涙は枯れないんだね。
あたしたちの愛も失わなかったらよかったのに・・・。
どうしてかな?
出会ってよかったのかな?
あたしはだんだんそう思えるようになっていった。
あたしと出会えなければ、
きっともっといい人と出会えたのに・・・。
すごくそのことが頭につまっていった。
自分を責めるようになっていった。
自分の身体さえ傷つけるようになっていった。
そんなあたしにとって、助けてくれるのが
エグ〇イルの曲だった。
なんか魔法のような曲だった。