Queen Story

ミウがいてやっと、
ケイスケに会えるのだ。

アリナは鞄から鏡を取り出した。

『メイクしてくれば
よかったな・・。』

鏡に映る自分を見て、
後悔した。

「お待たせ。」

ケイスケはそう言って、
アリナの席に座った。

向かい合って見るケイスケは初めてだった。