「ちょっと、あなた待って!」

それが自分を呼んでいると、気づくのに数秒かかった。

足を止め振り向くと、息を切らした女が声をかけた。

「あなた、モデルにならない?」

30歳前半のキレイな女だった。

短めの髪を耳にかけ、黒のスーツが出来る女を表していた。

アリナは、その女に半ば強引に連れられ近くのファミレスに入った。

「14歳??!」

女の大きな声が響き渡った。
アリナは女が頼んだ、パフェを食べた。

『甘い・・。前に食べたのは、いつだろう・・?』

「見えないわね。」

年齢を聞かれ答えたアリナに、女がそう言った。

「名前は?」

「アリナ・・・。」

「私はこうゆう者よ。」

名刺をアリナの前に差し出した。
そこには、社長とゆう肩書きが添えられていた。